田園に萌ゆ

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2021冬視聴中アニメの中間評価・感想

 

みなさんこんちわ。なつのです。

 

ところで皆さん、今期のアニメは何を見ていますか?(時候の挨拶)

 

2021冬クールも中盤に差し掛かったということで、ここでひとつ、シロ箱と共同で現時点での視聴アニメの確認中間評価を 行ってみました。

 

ついでに各作品ごとに感想も書いています。

 

初記事なのでレイアウト・文章ともに拙い出来ですが、堪忍してつかあさい。

 

 

 

★評価基準★Aランク  傑作ライン
Bランク  良作ライン 
Cランク  佳作ライン
Dランク  凡作ライン 

 ※中間評価ですので、ランクは今後変動する可能性があります。また、主観的な評価であることをご承知ください。

 

 

IDOLY PRIDE  

Bランク                      

ジャンル:アイドル

 

脚本や楽曲制作の布陣はオタクなら一度は目にしたことがあるであろう名前が並んでいて期待値は非常に高いです。キャラデザもいい。

 踊るシーンなんかは3DCGを多用せず、あくまで作画にこだわっているんだろうなぁというのが分かります。

 アイドルものとして見ると、まぁストーリーは無難かな。良い言い方をすれば王道展開。

 

神田沙也加演じる幽霊のお姉ちゃんが今後ストーリーにどういった影響を与えるのか。今のところ幽霊関連のあれやこれやはほぼ4に設定になってる。

まだキャラクターを扱いきれていない印象です。

 

ストーリーのまとめ方次第で評価が大きく変わってきそう。

個人的には「first step」が好き。

 

 

担当:なつの、シロ箱   

無職転生 

Aランク                       

ジャンル:なろう

 

これに関してはおためごかしでもなんでもなく(別に他作品の評価もおためごかしではないが)、素晴らしいアニメーションであった。少し語らせてほしい。

 

新作アニメのなかではクオリティが段違いだ。とにかく細部まで丁寧に描かれている。特に五話は高嶋宏之氏の一人原画回であり、必見の回である。

 

キャラクターそれぞれに役割がしっかり与えられており、見ていて違和感を感じる展開がほとんどない。

主人公のルディは今のところ無双もしなけりゃハーレムも作らない(今後はそういった展開も訪れるだろうが)。そもそもルディは前世のトラウマが克服できておらず、まだ人間として半人前の状態といっていい。

その状態から、様々な出来事や、家族とのコミュニケーション、他者との関係の構築を通してルディが少しずつ人間として成長していく、というのが現時点でのテーマなのである。

 

前世で対人関係をうまく築くことができない引きこもりニートであった主人公が、転生後ルディとして家族のことを想ったり、家の外へ出られるようになったり、友人と呼べる相手を得たりなど、確かな「成長」が描出されており、杉田の名演もあって、思わず涙がこぼれた。

 

特筆すべきは決まったOP映像が無い点だろうか。OP曲は本編の冒頭シーンに組み込まれており、OP映像の1分30秒すら無駄にはしないというスタッフの熱意が伺える。

そもそもこの『無職転生』のために制作スタジオを立ち上げたというほどだから、さもありなんといったところだろう。

 

控えめに言って期待値を超えた。秀作である。

 

 

 担当:なつの

ホリミヤ 

Bランク

ジャンル:ラブコメ 

 

今期では希少な現代学園ラブコメです。

 

ブコメの話としては無難なのですが、他のアニメでは見られない一風変わった主人公です。

 

話のテンポも良く、不快感もありません。また、今のところシリアスな場面はあまり無い上に、作画、キャラデザともに良く、作画の崩れも見られないので、現状は安心して見ることが出来るアニメだと思います。

 

ヒロインが可愛く、あまりにもおかしいというような設定も無いのでラブコメとしてはいい作品であると言えると思います。

 

テンポが良い分、話の展開が雑になっている部分が見受けられるのでそこだけは残念です。

 

 

 担当:シロ箱

裏世界ピクニック

Cランク

 ジャンル:異世界百合ホラー

 

一昔前に流行ったネット怪談ものや都市伝説ものをモチーフにした百合ほのめかしホラーアニメです。

 

過度なホラー演出はないものの、音楽や構図によって怪物と相対したときの緊張感や緊迫感を上手く演出しているので、ホラーが苦手な人でも楽しめるんじゃないかと思います。

 

百合要素としては匂わせ程度に留まっており百合が苦手という方でも大丈夫だと思います。

 

百合が好きな方は空魚と鳥子の関係性に焦点をあててみると楽しくなれると思います。関係性のチらリズム……。

 

作画はあまり良いとは言えませんが、崩れているというところまでは行っていないので今の状態を維持できれば十分良いアニメになる余地があると思います。

 

 

 担当:シロ箱

俺だけ入れる隠しダンジョン

Cランク

ジャンル:なろう 

 

なろうアニメ。シリアス展開は徹底的に排除されており、ストレスフリーで安心安全。

 

好きなキャラは金髪幼なじみのエマ(富田美憂)。

僕はいわゆる「負けヒロイン」が好きなのでエマがヒロインレースから脱落してくれるとより一層好きになっちゃうのですが、多分そんなことにはならないでしょう。

 

一日の締めにピッタリな作品だと思います。寝る前に自然音を聞いて1/fゆらぎを摂取するように、一日の終わりにこのアニメをキメてみてください。ぐっすり眠れることでしょう。

 

ああ、今日も僕の世界は平和だなあ!

個人的にはED曲がめっちゃ好き。

 

 

 担当:シロ箱

回復術士のやりなおし

Dランク

ジャンル:なろう 

 

こちらもなろうアニメ。主人公を含め、キャラクターはだいたい下衆です。まともな人格を有したキャラはほとんどいないといっていいんじゃないか。

 

音楽や作画は正直なところあまり印象に残ってませんが、キャラは濃いです。油ましまし。野菜少なめ。

 

『回復術士のやりなおし』は復讐を完遂するというはっきりとした物語の最終地点があるので、迷走することなく物語の整合性を保つことができるのではないかと思います。

 

と、ここまでしたり顔で語りましたが『回復術士のやりなおし』にはもう一つ大きな魅力があります。こちらについては、地上波放映verしか見ていない僕に語る資格はないでしょう。気になる方はぜひ「完全回復ver」をご覧ください。

 

 

 担当:なつの

蜘蛛ですが、なにか?

Cランク

ジャンル:なろう 

 

悠木碧頑張りすぎでは?

 

キャラクター同士の掛け合いがほとんど無く、悠木碧ひとりの演技力に頼っているというのが現状だと思います。

 

また、聴けば分かると思いますが、ED曲は悠木碧にしかこなすことのできないオリジナリティがあると感じます。凄いの一言。

 

このアニメでは3DCGが多用されており、世界観と上手いことマッチしていて良いと思います。

アニメによっては3DCGが作品の印象を悪くしてしまうことも多いので、この判断は英断と言えるでしょう。

 

今のところ人間サイドのせいでテンポが悪く感じられますが、今後、人間サイドの描き方で評価が変わってくると思います。

 

こうしてみるとアニメにとってテンポがどれだけ重要なのかが分かります。

 

 

 担当:シロ箱

弱キャラ友崎くん

Bランク

ジャンル:ラブコメ 

 

原作はガガガ文庫出版のラノベ

冴えない主人公がリア充の仲間入りを目指すサクセスストーリー。

キャラクターデザインは矢野茜で、これぞラノベアニメって感じ。

 

日南葵は好き嫌い別れそうなヒロインだけど、主人公は真っ直ぐで純粋にいいやつだなぁと思います。あと、銀髪ちゃんが可愛い。

日南葵はヒロインというよりも主人公に近い位置づけなのかもしれませんね。

 

ホリミヤ』と設定に類似があるためどうしても比較されがちなのですが、物語の方向性は全然違います。

ホリミヤ』はあくまで「秘密の共有」という関係性を描いているイメージ。一方で『友崎君』は日南葵という師匠に指南を受けながら目標をクリアしていくという、まさにゲーム的なシナリオ展開。

 

OPの「人生イージー」は田淵智也田中秀和のタッグで音楽理論なんかには明るくない僕でも「なんかよく分かんないけど凄いや」って思いました。

 

今のところ作画すげぇなと思うようなシーンはないですが、ところどころで並々ならぬフェチズムが垣間見える構図があり、感じ入るところはありました。

 

 

 担当:なつの、シロ箱

たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語 

Dランク 

ジャンル:ギャグ 

 

なろう系……と言いたいところですが、原作はGA文庫。ギャグのテンポがいいだけにシ

リアスが冗長に感じられます。主人公はダンまちのベルくんのようないいショタ。

 

しかし、ショタというのは魅力的な女性キャラクターとの相乗効果によってその良さが際立つもの。頭のおかしいお姫様と年増メガネじゃロイドくんの魅力を最大限に引き出すことはできません。由々しき事態だ……。

 

音楽に関しては良くもなく、悪くもなくといった感じ。いい意味で無難。

 

 

担当:なつの 

バック・アロウ

Bランク

ジャンル:オリジナル

 

スタッフが豪華なのはそりゃその通りなのですがこの布陣は豪華すぎて一周回って古臭さすらある。

 

好きなキャラはシュウ。『無職転生』のルーデウスとはまた違った切れ者キャラで、こちらも杉田智和の名演が光っています。演技の引き出しの豊富さがうかがえますね。

 

ストーリーはテンポよく進み、作画も崩れたところはありません。

 

突出した面白さは今のところありませんが、今後面白くなる余地が十分にある作品だと思います。

 

 

 担当:なつの

ワンダーエッグ・プライオリティ

Bランク

ジャンル:オリジナル

 

こういったタイプのアニメは通して見ないと作品に込められたテーマやメッセージを理解することが難しく、現時点で言えることは少ないのですが、描出されたモチーフや脚本が野島伸司であることを考慮すれば、今後の展開もなんとなく想像することができます。

 

まぁ、少なくともみんな笑顔のハッピーエンドということはないんじゃないかな……。

 

作画や彩色、音楽のクオリティは非常に高く、アニメーションとして優れた作品であることは論をまたないでしょう。

 

 

担当:シロ箱 

 

最後に

 

いかがだったでしょうか。こうしてみると今期はそれなりに、まぁまぁ、そこそこ豊作? なのではないかと思います。

 

繰り返しになりますが、中間評価・感想はあくまで主観的なものであり、仮に批判と受けとれるような表現があったとしても、作品を貶す意図はございませんのでご了承ください。

 

なお、このほかにも『呪術廻戦』、『ゆるキャン2期』、『のんのんびより3期』、『進撃の巨人3期』などを継続して視聴していますが、そちらは別の記事か、あるいは総評で言及したいと思っています。

 

最後まで駄文・乱文にお付き合いくださり、ありがとうございました。

それでは、また。

 

 

執筆・編集:なつの、シロ箱